ティファール的死生観

あっという間にすぐに沸く♪

ティファール

 

人生もそういうものだと思うようになってきた。

 

最近、夜の時間が昔よりも早く過ぎていくように感じる。今深夜1時にこれを書いているが、小学生の頃は深夜1時なんて誰も起きてない時間だと思っていた。中学生の頃は夜更かしが好きだったが、夜に何かをするというより、夜自体を楽しんでいた気がする。夜に1人残されて、静かな世界の中、黙々と作業をする。その時間が堪らなく好きだった。

だが、スマホを手にしていつでも世界とつながれるようになってから、あまりそういう経験をしなくなった。夜に1人残されるという感覚を久しく味わっていない。それと同時に夜の時間が短く感じるようになった。多くの人のやっていることをスマホ越しに眺めていると、無意識に大量の時間を消費してしまうのだ。前は楽しかった夜も、今ではあっという間に過ぎていく。

 

あっという間にすぐ終わる♪

人生♪

 

人生とは儚いものである。

ぼうっとしていたらすぐ終わる。そうした短い人生の中で何かを残すのが我々の使命なんだと思う。

 

 

もう1つ有名なティファールのcmの文言がある。

 

取っ手が取れる♪

ティファール

 

やはり、人生もそういうものである。

頼りにしていたものが、前触れなしに無くなる。コロナ禍では、そのような唐突な場面が増えてきた。今は、ぬるい幸せがダラっと続くような世界ではない。

 

頼りにしていたものが無くなる♪

人生♪

 

しかしそれでも、命ある限り生きていく。それが人間なのである。人間は皆、ティファールという境遇を背負って生きている。そのティファールは足枷かもしれない。だが、ティファールだからこそ、人間は人間と言えるのだろう。

ティファール的死生観を持つことが、これからの世の中を生きていく上で大切だと思う。