HIKAKINの背後に忍び寄る男
HIKAKINは凄い。
HIKAKIN、新型コロナ医療支援に1000万円寄付 登録者1000万人目前も「大型企画行わない」と表明(オリコン) - Yahoo!ニュース
この間、夏の本気動画10本というものを上げて話題になったが、今度は1000万円寄付、大型企画を行わない、という聖人ムーブでこれまた大きな話題となっている。
最近特に話題が絶えない男HIKAKINであるが、何かHIKAKINは焦っているようにも感じる。次から次へと新しい話題を出す姿を見ていると、「トップyoutuberがどうしてこんなに必死になってるんだ?」と思ってしまう。
しかし、理由は分かっている。
彼こそは
1000万人を狙うHIKAKINの首を取らんとする
じゅんや
現在彼の登録者数は935万人。チャンネルを開設したのが2020年9月14日。彼は1年で1000万人弱も登録者を伸ばしたのである。
9月にはじめしゃちょーが抜かれることは自明であり、後はHIKAKINとじゅんやのどっちが先に1000万人に到達するかの勝負になっている。HIKAKINは、キッズチャンネルを除く日本のyoutuberで最初に1000万人に到達したいがために、最近妙に焦っているのである。
さて、1年で1000万人弱の登録者を得たじゅんやの魅力は何なのか。
彼の動画を見れば一発で分かる。
動画始まってすぐに歯磨き粉を顔面に塗る。
こんなyoutuberが今までいただろうか。いや、いない。
量産型youtuberは「はいど~も~」で始める。馴れ馴れしい。今から広告収入で金儲けしようとしてるのに「はいど~も~」じゃないんだよ。挨拶するなら「いらっしゃいませ、いつもありがとうございます」ぐらい言えよ。
一方じゅんやは唐突に「レディゴー」と言って、歯磨き粉を顔面に塗る。そこに商売っ気は一切感じられない。youtuberに足りなかったものが、じゅんやにはある。
そして少し見始めると端に「TikTok」と書いてあることが分かる。
こんなyoutuberが今までいただろうか。いや、いない。
量産型youtuberはyoutuber然としている。「俺たちは今からyoutubeを使って金を稼ぐんだ」といういやらしさが見える。そこに余裕はない。
一方じゅんやはyoutuber然としていない。私はTikTokからやってきた者である、ちょっとyoutubeに顔を出しちゃいました、という余裕を感じられる。
じゅんやは、誰に頼まれたわけでもないのに自分を痛めつけている。人を痛めつけて笑おうとか、そういう醜いことをしないのである。
自分だけが笑いものになればいい、という優しさを感じざるを得ない。
じゅんやの動画に、平和はある。
ピンポン玉を入れるという場面で、じゅんやは成功シーンしか流していない。
じゅんやはきっと、何度も失敗しているだろう。しかしそれは容赦なくカットしている。「目の前の人が笑ってくれればいいんだ」という気概が見える。じゅんやの動画を見て「楽して金稼いでる」と思ったのなら、あなたの目は節穴である。彼は「苦労してる部分を見せていない」だけだ。
そして、彼は孤高である。他のyoutuberとのコラボを一切しない。
量産型youtuberはコラボをたくさんする。なぜなら、コラボした先のファンに知ってもらえるからだ。コラボは視聴者を得る、つまりは金を稼ぐツールとして有効である。
じゅんやはそれを一切しない。今いる登録者は全てじゅんやが実力で勝ち取ったものである。嗚呼、彼こそが武士である。彼はアメリカの資本主義社会とは一線を画す、大和魂を抱いた武士なのである。
本当に良いものというのは賛否両論がつきものである。
じゅんやの1番視聴されている動画は、
高評価53万
低評価33万
これこそが、真に実力を持っているという証拠ではないか!
低評価一辺倒ではなく、ちゃんと高評価が上回っているのだ。
彼を否定する人がいるのも分かる。
新しいものは受け入れられないのだ。仕方がない。
しかし、よく考えてみれば、彼こそが大和魂を持ったyoutuberであるということが分かる。1000万人に到達するのはどちらが先か。今後もHIKAKINとじゅんやの熾烈な戦いから目をそらせない。