24時間テレビの思い出

日本最大のチャリティー番組。

 

 

 

夏休みが終わることを実感させてくれる番組。

 

 

 

勝手に距離決めて勝手に走ってるだけなのに、なぜか感動してしまう番組。

 

 

 

そんな番組が「24時間テレビ」である。

1978年に放送されてから毎年、8月下旬に放送されている。

今年も例の通り、今日と明日にかけて日本テレビ系列で放送される。

 

 

皆さんはこれを24時間(正確には26時間24分)ずっと見続けようとしたことがあるだろうか。

 

私は一度ある。

それは小学2年生(2012年)のときの話である。

 

 

 

 

 

私は本気だった。

 

本気で24時間制覇したかったので、私は始まる前に「寝だめ」をすることにした。 

十分に寝だめして、18時半にその挑戦は始まった。私はテレビの前に鎮座して、24時間テレビのオープニングを凝視していた。テレビに穴が開くほど凝視していた。

それなのに肝心のチャリティランナーを全く覚えていない。今も全然思い出せない。思い出せないから皆も一緒に考えてみよう。

Q.2012年のチャリティランナーは誰でしょう?

答えは記事の最後で。

 

 

 

ランナー出走後は、VTRを見て何度も羽鳥アナと一緒に涙を流した。何かある度に涙をチョロチョロと流していた。泣くたびに心が洗われていく。浄化されていく。セロトニン祭り。

 

 

 

 

21時からはドラマが始まった。ニノ主演のドラマである。ニノと言っても、二宮金次郎ではなく、嵐の二宮和也の方である。これも涙を流した。それはもうずっとチョロチョロと涙を流していた。泣くという行為は体力を消耗するため、ドラマが終わった23時くらいでライフは半分くらいになってしまった。まだ5時間しか経ってないのに。これは大誤算である。やっちまったなぁ!?(クールポコ風味)

 

 

 

 

23時からはバラエティ枠。嵐にしやがれが始まった。その前のテンションとは一変して賑やかな様子。さっきまで涙を流していたのに。テンションが急に変わるから情緒がおかしくなりそうである。まったくもう。

 

 

 

 

 

24時を越えて、しゃべくり007が始まった。暴露大会とかやっていたらしいが特に覚えてない。1時、2時とどんどん眠くなってくる。眠気という魔物が背後に忍び寄ってくる。振り向いたら目が合ってしまう。決して振り向いてはいけない。目が合った瞬間に、死ぬ。それが見えたら終わり。「IT」じゃん。

 

 

 

 

 

 

3時を越えて、猛烈に眠気が襲ってくる。眠気との本格的な戦いが始まった。もうテレビなんて見ていなかった。本題と主旨がズレているのを理解しつつも、私はテレビに脇目も振らず自分と向き合っている。これは己との戦いだ。頑張れ自分。負けるな自分。

 

 

 

 

 

5時になってしゃべくり007が終わって「ついに深夜帯を抜け出した!」という記憶だけあって、次に目を開けたら太陽は高く昇っていた。私は全てを理解した。私は寝てしまったのだ。無性に悔しかった。私が起きたとき、24時間テレビはギネス記録に挑戦していたが、そんなものはどうだってよかった。「24時間テレビを寝ずに見る」というmyギネス記録への挑戦が失敗に終わったのだから……。

 

 

 

今となっては良い思い出である。

 

 

 

つい昨日の話であるが、私は寝ようとしても5時まで寝られなかった。次の日は学校だというのに、どんなに体勢を変えても寝られない。暇だから音楽でも聴きながら寝るかとか考えたらもうダメ。音楽に合わせてエアドラムを叩き始めてしまうからだ。目は冴えていくばかり。誰か寝させてくれぇえ!!と思いながらベッドに居座っていた。5時まで起きられない人間が、5時まで眠れない人間になってしまった。これは進化なのか、それとも退化なのか……。

 

 

 

今なら24時間テレビをフルで見られるかもしれない。

しかし私は挑戦しない。

なぜか。

 

 

 

別に録画でいいから。

 

 

 

 

答えは佐々木健介一家でした。

 

以上!!