私はラピュタを見ていない
タイトルの通りである。
皆さんは、ラピュタを見たことがあるだろうか?
「肉眼で」とかそういうことではない。
近所にラピュタが来てたとか、そういう話ではなく、1回でもDVDやら金曜ロードショーやらでラピュタを見たことがあるだろうか?
おそらくほとんどの人が見ているのではないか。
なのに、私はラピュタを見ていないのである。
これは恥ずべきことである。
恥部である。
今私はブログで恥部を曝け出しているのである。
一種の露出狂と言えるかもしれない。
普通に考えて、日本人であれば多くの人が「ラピュタを見る」というイベントを通過するはずである。それで「ラピュタ視聴」というトロフィーを貰うはずなのである。
しかし私は未だにラピュタを見ていない。これは由々しき事態である。
この事態を改善するためには、まずは今までの己を振り返ることが大切である。
私は今まで、どれほどラピュタを見る機会を不意にしたのか。
金曜ロードショーでの「天空の城ラピュタ」放送履歴を調べてみた。
2019年8月30日放送
2017年9月29日放送
2016年1月15日放送
2013年8月2日放送
2011年12月9日放送
と、ここ10年で5回のラピュタチャンスがあったわけだ。
2016年から2017年にかけては1年に1回という高頻度でラピュタチャンスがあった。
それなのに私はNOTラピュタなのである。
これにはラピュタ側もびっくりだ。
「ええ!?なんで見てないの!?」
いやぁ、、、なんか見る機会なかったんだよね。
「5回も放送してるのに!あんたなんかキライ!」
あ、ちょっと待って!
「知らないわ!あんたのことなんか!」
ああ、、、。
ラピュタにフラれてしまった。
とほほ。
しかし私は、ラピュタの知識がないわけではない。「バルス!」とか知ってるし。「目が!目がぁ!!」も知ってるし。ムスカ大佐なんて人も知っている。バルスの被害者ということまで知っている。おそらくクライマックスであろう、しかも重要なネタバレであろう所ばかり知っているのである。
これが、今までラピュタを見ていない理由かもしれない。
見始めたら絶対にバルスを心待ちにしてしまうだろう。「早くバルスしてくれないかなー」とか思いながら、ムスカ大佐のうちわを持ってテレビの前に座っているだろう。しかしこれはある種の作品に対する侮辱であろう。「フランダースの犬」を「パトラッシュ○ね!はよ○ね!」と思いながら見る人がいないのと同じように、今さら結末を知っているのにラピュタを見るというのはおかしなことではないかと思うのだ。
だから私は今後もおそらくラピュタを見ない。
バルス。